児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

児童ポルノ遮断、「IP直打ち」ですり抜け横行

 DNSポイズニング方式でやってますので、「IP直打ち」されると制限がかからないようです。
http://www.netsafety.or.jp/blocking/index.html
 新規の秘密のサイトを次々作られると、リストアップも追いつかないでしょう。
 ブロッキングというのは、主に海外サイト対象であって、国内にある場合には、検挙して止めるというのが基本的対応です。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120626-00000928-yom-soci
警察当局によると、サイトを運営するのは、数年前から首都圏を拠点に違法DVDを販売しているグループ。昨年のブロッキング導入後も数十のサイトを新設し、導入の影響を全く受けずに“営業”を続けている。

 このサイトがブロッキングで遮断されず、接続できるのは「IP直打ち」と呼ばれる抜け道があるためだ。

 ネット上では全てのサイトに、「住所」として数字の羅列である「IPアドレス」が割り付けられている。ただ、通常は、より使いやすい文字列に置き換えたURLが使われている。このため、ブロッキング対象を決めている「インターネットコンテンツセーフティ協会」(ICSA)では、このURLのみをリスト化。IPアドレスは対象にしていないため、IPアドレスの数字を入力すればブロッキングを簡単にすり抜けられるという。

 検索とかで児童ポルノサイトに行き着かないようにするというのがブロッキングの目的ですので、秘密サイトは止められないです。ブロッキングを求めた勢力も、表向き見えなくなるとご満足のようですし。