2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧
大法廷h29.11.29の影響で、青少年条例のわいせつの定義も失われました。 「わいせつ」の説明に「わいせつ」が入っていて、循環してます。 別件ですが、高松高裁R03.3.2も同様の判断をしています。 最大判S60.10.23のいう第二類型のわいせつ行為(青少年を単…
「被告人に対して処罰を求める気持ちはなく,現在でも大好きである旨供述し,養育されてきたことに関する感謝の言葉も述べている」ようです。 秋田地裁R02.10.5 上記の者に対する監護者性交等,監護者わいせつ,児童買春,児童ポルノに係る行為等の規制及び…
執行猶予でも確定後に医師免許が取り消されることが多いので、返上して情状に使うことも検討します。 精神科医 患者にわいせつ 地裁 懲役1年実刑判決=高知 2020.10.07 読売新聞社 県内の病院で昨年7月、医師が診察中の女性患者にキスをしたとして強制わい…
鳥取県によれば、sexting(児童が裸画像を撮影送信する行為)は、児童ポルノ製造罪(児童ポルノ法7条3項・4項)に該当するが、「ただし、児童保護の観点から、運用上、児童は被害者とみなされるため、処罰されない。」とされています。 豊中簡裁事件まで…
刑事判決で、デリヘルは公然わいせつ罪になるかのような判決もありますが、そういう反論はなかったようです。 某地裁H22 ツーショットチャットは公然わいせつ行為にあたらないという主張 →少数であっても不特定であれば足りる 現に少数であっても不特定又は…
投稿先サーバーは同じ。 別表1~4,6~11が判示第1の1と判示第1の2で起訴されて、科刑上一罪 別表5が、判示第2で1罪 になって併合罪加重。処断刑期が7年6月 別表5の画像はソフトな画像(非わいせつ)で、コレを投稿したがために、包括一罪でなくなっ…
サイト管理者らによるわいせつ電磁的記録等送信頒布被告事件につき再犯加重した上で執行猶予(刑法25条1項2号)を付した事例(名古屋地裁R02.10.22) 警察官に頒布したということは買受捜査ですね。 罰金は実刑です。 第一七五条(わいせつ物頒布等) 1 わ…
強制わいせつ罪説というのは、奥村弁護士独自の見解です。高裁で5回位否定されています。 「強制わいせつ罪で逮捕」という報道を追いかけても、検事が弱きで、強要になったり起訴猶予になったりで、収集困難です。 東京 地裁 H18.3.24 大分 地裁 H23.5.11 …
羅列した裁判例から推測しろということでしょうか。 I 法益 個人の性的自由ないしは性的自己決定権とする見解が多数説である(井田.各論106頁以下は、性的自己決定権を、身体的親密領域を侵害しようとする性的行為からの防御権と捉える)。被害者の性的差恥…