児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

児童ポルノまん延防止へ「意図せず流出」に警告文 警察庁

 これまでは、児童ポルノの放流元を捜索・逮捕しても「アップロードしているとは知らなかった」と弁解されると、有罪にできなかったのですが、今後はこのメールを送っておくと、捜索とか逮捕とかやりやすいですよね。

ファイル共有ソフトを悪用した 児童ポルノ流通への対応に関するガイドライン
http://netsafety.or.jp/files/p2p-guidelines.pdf

2014-R028
2014年3月20日
ファイル共有ソフトを利用した児童ポルノ流通防止対策の取り組みを開始

NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)は、警察庁および一般社団法人インターネットコンテンツセーフティ協会(略称:ICSA)と連携し、インターネット接続サービスOCN(以下、OCN)において、これまで実施している児童ポルノ掲載サイトのブロッキングに加え、ファイル共有ソフトを利用した児童ポルノ流通防止対策の取り組みを新たに開始することをお知らせします。
1.背景・目的
インターネット上の児童ポルノ画像の流通は、被害児童の人権を著しく侵害するもので、インターネット上に児童ポルノ画像が流通した場合、事実上回収は不可能となり、被害児童の苦しみが消えることはありません。NTT Comは、被害児童の権利保護と安心安全なインターネット利用環境の確保のための取り組みとして、2011年4月21日よりICSAから児童ポルノ画像を掲載しているサイトの情報提供を受け、該当するサイトの閲覧制限(略称:ブロッキング)を行っています。
一方、ファイル共有ソフトを悪用した児童ポルノ画像の流通はブロッキングで防止することができず、警察庁の発表によるとファイル共有ソフトを悪用した児童ポルノ画像の送致件数は増加しています。
このような状況を鑑み、児童ポルノ拡散防止の新たな取り組みとして、警察庁およびICSAが連携し、「ファイル共有ソフトを悪用した児童ポルノ流通防止対策の取り組み」を開始します。
NTT Comは本取り組みに賛同し、OCNにおいてブロッキングに加え、新たにファイル共有ソフト悪用者への対応を実施します。
2.取り組み概要
本取り組みは、警察庁の要請に基づき、ICSAが要請のあった児童ポルノ画像が違法情報に該当するかの確認を行った上で、OCNがファイル共有ソフトを悪用して児童ポルノ画像を流通させているお客さまに対し、該当する児童ポルノ画像の削除を喚起するメールを送信するものです。なお、本取り組みは「ファイル共有ソフトを悪用した児童ポルノ流通への対応に関するガイドライン」基づき実施します。
NTT Comはこれまでの児童ポルノサイトのブロッキングに加え、ファイル共有ソフトを悪用した児童ポルノ流通防止対策の取り組みを実施することで、児童ポルノ流通・拡散防止に寄与するとともに安全安心なインターネット利用環境の確保に取り組んでまいります。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140324/crm14032408320003-n1.htm
通常、共有ソフトを通じてダウンロードしたファイルを再びネット上に公開するには画像をアップロードフォルダーに入れておく必要がある。シェアの場合はこの作業をしなくても自動的に公開されてしまい、意図せず大量の画像や動画が出回るケースが多い。
 監視担当の警察庁職員が流出を確認すると利用者のIPアドレスや日時、ファイル名などの情報をプロバイダーの業界団体に連絡。団体は利用者の契約プロバイダーを通じメールでファイルの削除を求める警告文を送る。放置する利用者には摘発を検討する。