児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

県教委職員が公判傍聴 わいせつ教諭の犯行明らかに

 学校内での事件の場合、学校も損害賠償請求を受けることがあるのだから、裁判くらい傍聴してほしいものです。
 しかし、性犯罪の場合、動機・原因は、被告人質問で出てくるかどうかです。「性欲を満たすため」に決まってるからです。
 カウンセリングとかやれば原因究明(さらには再犯防止の資料にすることが)できるんでしょうが、弁護人立証になるので滅多にやりません。「再犯危険がある」という結論が怖いし。
 傍聴したことがないのでそれも知らない。
 独自調査として犯人から聞き取りするしかないと思います。

県教委職員が公判傍聴 わいせつ教諭の犯行明らかに
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagasaki/news/20101214-OYT8T01121.htm
強制わいせつ罪などに問われた元公立小教諭(31)と、児童買春・児童ポルノ禁止法違反などに問われた元県立西陵高教諭被告(39)の初公判が長崎地裁であった14日、両被告の悪質な犯行状況が明らかになった。再発防止策に取り組む県教委は、教職員の不祥事事案について初めて公判を傍聴した。
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 この日、傍聴席には県教委の職員の姿もあった。県教委が2日に明らかにした不祥事防止対策の中で、要因解明のためとして「公判の傍聴」を掲げており、今回が初の傍聴。教諭として許されない数々の行為を認めた両被告をぼうぜんと見つめ、職員の一人は「知らなかった事実ばかりで、驚いた。改めて不祥事対策への取り組みの重要性を思い知った」と話していた。

http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20101215-OYS1T00539.htm
わいせつ教諭公判傍聴の長崎県教委、悪質犯行にぼう然

長崎県/わいせつ教諭公判 初の傍聴 表情硬く 県教委「背景や原因分析」/長崎WIDE 2010.12.15 西日本新聞

 「相次ぐ不祥事にどう対処すればいいのか」−。県教委は14日、長崎地裁であった児童ポルノ法違反などに問われた2人の元県教諭の公判を初めて傍聴した。まず実情を知り心の闇に迫る。担当者は熱心にメモを取り、時折被告人の顔を見つめて裁判に聞き入った。
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 この日裁判を傍聴したのは、田川祐治高校教育課人事管理監など3人。裁判後に寺田隆士教育長が「公判傍聴により、事案発生の背景や原因を分析し、不祥事防止に生かしたい」とのコメントを発表したが、傍聴した3人は取材に対して終始無言。初公判で検察が指摘した内容などをどう受け止めるのかは、うかがい知れなかった。

 県教委は学識経験者やPTAなどを入れた「県公立学校教職員コンプライアンス対策本部」(本部長・寺田県教育長)を年内にも設置する。再発防止へ心療内科医や臨床心理士などで作る専門家会議を設置し、助言を募ることにしている。