児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

前苫小牧市長、わいせつ容疑で逮捕

 弁護士、会見に同席してたのに、コントロールしてませんでした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060622-00000306-yom-soci
容疑者は5月18日に記者会見して大筋で事実関係を認め、5月31日付で市長を辞職した。一方で容疑者は「女性から現金を要求された」などとして、辞職願提出後も女性を非難するコメントを発表し、報道した新聞社に抗議するなどしていた。

追記
 この報道が本当なら、記者会見の時点でもその後も、刑事事件の弁護人は選任されていなかったということですね。
 警察との対応をしていなかった。
 逮捕は平気だったのか、それとも警察を甘く見ていたかということでしょう。
 教訓としては、こういう重い犯罪の嫌疑がある場合は、弁護士に相談するだけでなく、弁護人を選任して、捜査機関との対応も依頼しましょう。

前市長・桜井容疑者逮捕*慎重期し綿密捜査*被害女性の意思後押し*苫小牧署
2006.06.23 北海道新聞
 同署などが慎重捜査を進めた背景にはまず、被疑者が現職市長で、札幌の弁護士が早々と代理人に付いていたという点があるとみられる
*「道警の対応はおかしい」*弁護側
 容疑者と二十二日午後、苫小牧署で接見した子弁護士(札幌)は取材に対して、「今後、隠滅される証拠もないし、逃亡の恐れもない。身柄を拘束する要件に該当するとは思えない。否認したから、逮捕するというのはおかしい」などと、道警の対応を批判した。
 弁護士によると、同日午後三時四十分ごろから約三十分間、接見した。
 容疑者は「女性の体を触ったのは認めるが、逮捕事実のようなわいせつ行為には及んでいない」「どうして逮捕されたのか分からない」などと話し、事実関係を争う考えを示した上で、弁護士の弁護人選任を希望したという。
 容疑者はまた、特に意気消沈した様子ではなかったという。
北海道新聞