児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

被害児童の相談先は警察

 刑事事件にしないように穏便解決を試みているうちに被害児童が早々と警察に相談して居るというのはよくあります。かなりの確率で警察に相談しています。
 警察にバレなければ穏便に依願退職という結果もあるんでしょうが、被害児童からすれば、警察は無料相談受けてくれますし、身近ですし。

http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20120307/news20120307336.html
松山市の市立中学校の男性教諭(51)が昨年12月から今年1月にかけ3回、教え子の女子生徒の体を乗用車内で触るなどのわいせつ行為をした上、被害生徒の30代の母親に「子どもの進路相談」などと称して校外で面会を求めて交際を迫り、不適切な関係になっていたことが6日、愛媛新聞社の調べで分かった。校長は取材に対し事実関係を認めているが、市教育委員会に十分な報告をしていなかった。生徒は2月中旬に警察署へ電話で相談している。
 学校側は事実を公表しないまま教諭を依願退職させる方針だった

 学校の管理職も懲戒されるので、隠したいと思うのも自然です。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120308-OYT1T00166.htm
学校は事実関係を同市教委に報告せず、教諭は「病気療養」を理由に休職。市教委は学校の対応に問題があるとして調査を始めた。
 学校などによると、教諭は昨年12月中旬、学校近くで泣いていた生徒に「家に送る」と声をかけて車に乗せ、体を抱くなどし、同下旬〜1月にも2回、進路相談を理由に校外で待ち合わせ、車内で生徒の体を触ったという。母親にも昨年12月から、電話などで「生徒の進路で相談がある」と会うよう求めたとしている。
 生徒は1月、学校に相談。母親も2月、学校に「妊娠した」と伝えたという。学校が教諭に確認したところ、「生徒を慰めようと体に触れた。母親との関係は合意の上だった」と釈明し、退職願を出した上で2月10日から休職。学校は同20日に受理した。
 校長は読売新聞の取材に、「生徒への行為はわいせつとは考えておらず、母親との関係も男女間の問題だが、教諭の行為としては不適切と考えている。ただ、母親から『誰にも言わないでほしい』と言われ、市教委への連絡や警察への通報を控えた」と話している。愛媛県警によると、生徒は2月に警察署へ相談しているという。
(2012年3月8日11時24分 読売新聞)

母親が妊娠したらしい。