児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

性犯罪の起訴率

 検察統計から、強姦・強制わいせつで送検されたら不起訴になるかという数字がわかります。
 家裁送致になる少年を最初から除くと、統計上、こういう数字になります。

罪名別 被疑事件の処理人員
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/Xlsdl.do?sinfid=000002516040
強制わいせつ致死傷・強姦致死 起訴7件(63.64%) 不起訴4件(36.36%)
強制わいせつ・強姦 起訴82件(54.30%) 不起訴69件(45.70%)

 ということで、捜査弁護では、示談するなどして、不起訴を目指すわけです。
 これに比べると、児童ポルノ・児童買春の場合は、不起訴率は数%です。撮影型の強制わいせつ事件で、示談しても、児童ポルノ製造罪だけが起訴されたりしますので、ご注意下さい。