児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

児童福祉法違反(淫行させる行為・児童淫行罪)の量刑不当破棄事案

こんな統計は珍しいんじゃないですか?控訴すればどれくらい減軽されているか?

 重くなっているのは検察官控訴事件。
 被告人のみ控訴の場合には不利益変更禁止ですから、重くなることはありません。
 破棄減軽されているものには、未決勾留日数の法定通算がありますから、額面よりさらに少なくとも3〜4ヶ月程度は短縮されています。

家裁:懲役2年実刑
  ↓
高裁:懲役1年06月実刑 
・・・
家裁:懲役1年02月実刑
  ↓
高裁:懲役2年執行猶予4年保護観察
・・・
家裁:懲役3年求刑5年執行猶予5年保護観察
  ↓(検察官控訴
高裁:懲役3年06月実刑
・・・
家裁:懲役3年執行猶予5年
  ↓(検察官控訴
高裁:懲役3年実刑
・・・
家裁:懲役1年02月実刑
  ↓
高裁:懲役1年02月執行猶予3年
・・・
家裁:懲役7年
  ↓
高裁:懲役6年10月(奥村事件)
・・・
家裁:懲役4年06月
  ↓
高裁:懲役3年06月(奥村事件)

 検察官控訴されると、確実に実刑になっていて、怖いです。