https://www.moj.go.jp/housouken/housouken03_00127.html
令和5年版『犯罪白書』(法務省、2023)の出所受刑者の5年以内再入率令和5年版犯罪白書
5-3-8図 出所受刑者の出所事由別5年以内再入率(罪名別)より
5年以内再入率
1位 窃盗 41.60%
2位 覚醒剤 40.90%
3位 傷害・暴行 35.20%
4位 詐欺 22.00%
5位 性犯罪 21.00%
6位 強盗 15.60%
7位 放火 13.70%
8位 殺人 8.40%
全体 34.80%
出所受刑者の再犯率と一般市民の認識に乖離
https://www.searchmytrial.com/discrepancy-recidivism-released-inmates-public-perception/
調査では、参加者に7種の犯罪(殺人、強盗、放火、覚せい剤取締法違反〔薬物犯罪〕、強制性交・強制わいせつ致傷〔性犯罪〕、傷害・暴行〔暴力犯罪〕、窃盗〔財産犯罪〕)および犯罪全般の再犯率を推定させた。その際、犯罪白書の再入率の定義と同一になるよう平易に書き下し、公式統計の定義に則り、再犯は必ずしも同一罪名に限定されるものではなく、また、未遂事案も含まれることを明示して回答を求めた。推定再犯率は性別・年齢層別に算出され、令和5年版『犯罪白書』(法務省、2023)の出所受刑者の5年以内再入率の値と比較された。推定値は平均と95%信頼区間(CI)で示され、CIに公式値が含まれない場合は「乖離している」と判断した。最終的に381人(平均年齢44.85±13.83歳)から有効な回答を得た。性別ごとの調査結果では、男女ともに7種類の犯罪すべてにおいて参加者の推定再犯率が公式統計を上回った。特に性犯罪、強盗、薬物犯罪で乖離が顕著で、それぞれ27.35、23.11、18.54パーセントポイントの差が認められた(全体集団との比較)。年齢層別に見ると、40代・50代の推定再犯率は全般的に公式統計を上回った。特に50代における性犯罪の推定再犯率が54.62%と高く、公式統計の21.0%と比べて33.64パーセントポイントの大きな乖離が認められた
https://journals.sagepub.com/doi/full/10.1177/0306624X251348606
https://journals.sagepub.com/doi/pdf/10.1177/0306624X251348606
