児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者性交・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録記録被告事件弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 hp3@okumura-tanaka-law.com)

性犯罪・福祉犯(監護者性交罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

福祉犯の最近の特徴と端緒入手の着眼点

 端緒がほしいんです。

警察公論2011.7 P196
福祉犯の最近の特徴と端緒入手の着眼点について簡記しなさい
1 福祉犯の最近の特徴

(1)性的被害に係る事案
児童福祉法違反(淫行させる行為),児童買春・児童ポルノ事犯(児童買春),売春防止法違反(周旋),各県青少年育成条例違反(反倫理的な性交等)などの検挙が依然として後を絶たず,社会的に関心が高くなっている。
(2)暴力団の関与事案
依然として暴力団が少年の加入を強要したり,悪質業者等が児童を風俗嬢として使用する事犯も後を絶たず,極めて憂慮すべき情勢にある。
(3) 出会い系サイトに起因した事案
携帯電話の発達,インターネットをはじめとする各種メディアを利用して氾濫する性的情報により出会い系サイトに起因した事案が後を絶たない。
(4) 被害者の性別等
被害少年の7割以上は女子であり,特に中高生が高い割合を占める。また,家出中の者の被害も少なくない。

2 端緒入手の着眼点
(1)福祉犯を犯すおそれのある者の動向把握
暴力団員等福祉犯を犯すおそれのある者の動向を把握する。
(2)地域実態の把握
地域の風俗環境等の実態を常に的確に把握する。
(3) 家出少年に対する調査
家出少年を発見した場合には,家出中の行動を詳細に聴取し,福祉犯被害の存否について調査する。
(4)非行少年等の取扱い
非行少年や不良行為少年等を取り扱った場合には,非行等の原因,動機等について究明するとともに,潜在する福祉犯の端緒の把握に努める。