児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

欺罔による準強制わいせつ罪と詐欺罪

 あなたは病気だ・医療行為だと騙して、治療費を取って、わいせつ行為をした事件で、観念的競合としたものがあります。(松江地裁H16)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100917-00000062-sph-soci
当日、容疑者は女性と対面するなり「あなたにはいくらかの霊がいる。悪霊が憑依(ひょうい)しているので加持祈祷(きとう)で除霊しないといけない」などと宣告。おはらいのような行為をした後、除霊料として現金6万2000円を詐取した。
 さらに、容疑者は自ら所有するバン型の乗用車に女性を乗せ、市内の山中に連れて行った。到着すると、車から降りもせず「悪霊を追い出すためにはこうするしかない」などと言って胸など女性の体を触るわいせつ行為をはたらいた。その上で、何事かをつぶやきながら、再びおはらいのような行為を繰り返したという。