児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

出会い系サイトに絡む事件

 方向としては、
  児童ポルノ・児童買春の規制強化
  出会い系サイトの規制強化(特に携帯)
  出会い喫茶など脱法行為の規制
ですね。

http://news.goo.ne.jp/article/jiji/life/jiji-10X848.html
 検挙された907件のうち、児童買春が357件で最も多く、青少年保護育成条例違反が238件、児童ポルノが44件など。詐欺も62件あったほか、強姦(ごうかん)が20件、恐喝が19件などだった。
 児童の被害者は11〜17歳の604人で、大半が女性。高校生(18歳含む)は285人、中学生は188人、小学生は2人で、9割以上は携帯電話でサイトにアクセスしていた。
 児童との性的関係などを求める書き込みをした出会い系サイト規制法違反(不正誘引)の検挙は20件増の39件で、2003年9月の法施行後、最多に。うち児童は15〜17歳の21人で、女子が20人だった。

 性的虐待(児童淫行罪)が増えると、家裁が忙しくなりますね。
 児童ポルノの増加はほとんど3項製造罪(姿態とらせて製造)ですね。福祉犯の機会に撮影する人多いので、最近では検事さんが、観念的競合だと主張されています。

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070810k0000m040129000c.html
同庁によると、児童虐待事件では164人(同25.2%増)が逮捕・送検された。被害児童157人の態様別では▽暴行、傷害などの身体的虐待120人▽わいせつ行為など性的虐待27人▽育児の怠慢・拒否10人。年齢別では1歳未満が22人、1歳が10人で、低年齢の児童の被害が目立つ。

また、児童ポルノ事件では162人(同13.3%増)を逮捕・送検。被害児童も122人(同87.7%増)と大幅に増えた。児童を誘い出して裸体などを撮影する事件が129件(同61.3%増)で目立つ。このうち、インターネットの掲示板などをきっかけとして児童と知り合って誘い出したケースが68件(同257.9%増)と多かった。
 児童買春事件は718件(同16.1%減)で被害児童は651人(同8.7%減)だったが、依然として高い水準で推移。小学生2人▽中学生210人▽高校生265人が被害に遭った。