報道で話題になっていて、日弁連から取扱注意とされていた本ですが、書店に並んでいます。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120723/trl12072322050003-n1.htm
司法研究は、慶大大学院の井田良教授と現職の裁判官3人が実施。「量刑相場」主義から脱却し、新たな量刑判断の在り方を考察したもので、裁判員裁判での評議の参考となるよう、すでに全国の刑事裁判官に報告書が配布された。
裁判員裁判での量刑評議について、「量刑の本質などを踏まえていれば、裁判官と異なる評価をしても制度の趣旨に合致する」と指摘。一方、死刑については人によって考え方が異なるなどの特殊性を挙げ、「先例と比較して初めて事件の重大さの程度の評価も可能になる」と述べ、詳細な事例調査を実施した。
裁判員裁判における量刑評議の在り方について
発 行 : 法曹会
著 者 : 司法研修所 編
発行日 : 2012年10月20日
税込定価 : 3,800円(本体3,619円)
判 型 : A5版並製
ページ数 : 273
ISBN : 4-1-24-18