表5 「わいせつ行為」の発生率の比較によれば、23~60歳人口における発生率の1.5倍だそうです。
抄録:本報告は,精神的健康のバロメータの一つである逸脱行動のうち,性的逸脱を取り上げ,教員による法的意味での「わいせつ行為」が社会全体のそれより多く生じているか否かについて, 2000 -2009年度の10年間を対象に追試を行った。ここでの事例の限り,教員による同行為の発生率は常に高いと判断される。この結果をいかに解釈するのかとくに小学校教員よりも中学校教員の発生率が高いことについて,学校での活動特性と教員の振る舞いに関わらせて議論すべきである。