ＰＣのバッテリーが重なっているから鞄を開けろというのですが、依頼者への守秘義務もあるので、易々とは開けないです。
搭乗口の手荷物検査なんて、通らなければ、荷物を預けるか、置いていくという選択を迫られるだけですよね。普通の航空会社ならそうなる。
今日のＪＡＬ大阪は、警察官を呼んで
警職法２条１項で所持品検査する
とか言ってました。
警察官職務執行法
第２条（質問）
警察官は、異常な挙動その他周囲の事情から合理的に判断して何らかの犯罪を犯し、若しくは犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由のある者又は既に行われた犯罪について、若しくは犯罪が行われようとしていることについて知つていると認められる者を停止させて質問することができる。
何罪なんですか？
持ち込む意思もないのに、受託手荷物として預けるか、そこに放置するか決める前に、「何らかの犯罪を犯し、若しくは犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由のある者又は既に行われた犯罪について、若しくは犯罪が行われようとしていることについて知つていると認められる者」だって、警職法の所持品検査させるんですね。
実は、保安検査の根拠は、約款にある。
受けないと載せてもらえないので、事実上強制されている。
http://www.jac.co.jp/article/index.html
国内航空運送約款
第26条 手荷物の検査等
航空保安上（航空機の不法な奪取、管理又は破壊の行為の防止を含みます）その他の事由により会社が必要と認めた場合は、本人又は第三者の立合いを求めて開披点検その他の方法により手荷物の検査をすることがあります。
航空機の不法な奪取、管理又は破壊の行為の防止のため会社が必要と認めた場合は、旅客の着衣若しくは着具の上からの接触又は金属探知機器等の使用により、旅客が装着する物品の検査をすることがあります。
会社は、旅客が前第1項の検査に応じない場合には、当該手荷物の搭載を拒絶することがあります。
会社は、旅客が前第2項の検査に応じない場合には、当該旅客の搭乗を拒絶することがあります。
会社は、前第1項又は第2項の検査の結果として第30条に定める手荷物の禁止制限品物に該当するものが発見された場合には、これらのものの持込み若しくは搭載を拒絶し、又は必要な処分をすることがあります。
検査に応じない場合は、搭載拒絶・搭乗拒絶の不利益を受けるだけで、刑罰はない。
乗るとすれば、荷物室に預けるか、置いていくかですが、一旦出て自分で荷物を整理しなおして入れば問題ないですね。
