児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

2008-02-11から1日間の記事一覧

「被害弁償・示談・謝罪を量刑上重視すべきではない」なんていう検察官の論告にひるむな!!

そういう論告でびびった弁護人からの質問。 実刑事案や実刑危険大の事案では、被害弁償・示談・謝罪は有効である。やたらに行うと耐性つくというか、陳腐化して効果が薄まるので、見極めが肝心。 なるほど福祉犯の被害は金銭賠償で填補されないから弁償には…

捜査本部の動き

組織的な福祉犯でいま捜査本部(本部生活安全課から応援)を置いてる県警があるんです。 別に聞きたくないのですが、児童買春被疑者甲(遊客)から相談があって、児童買春被疑者乙(遊客)から相談があって・・・という具合で、何やってるかが伝わってきます…

迷惑メールに罰金3000万円、上限30倍に法改正へ

国外犯を処罰することにして、誰が捕まえて日本に連れてくるのかという問題があります。 ネット犯罪は、各国がレベルを揃えないと規制が緩い国に逃げて終わりです。 法律が厳しくても警察がダメダメな国もあるので、「法律が緩い・厳しい」という観点と、「…

前払いの児童ポルノ「販売代金」は、「犯罪収益」(組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律2条2項)か?

犯罪収益となるには、前提犯罪はどこまで完成していることを要するのか?という問題です。既遂・未遂・予備の段階、構成要件該当性・違法性・有責性で問題になります。 文献がないので、筆が進みません。 裁判所も同じはずで、2件で問題になっているのです…