児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者性交・不同意性交・不同意わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録・性的姿態撮影罪弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

公然わいせつ罪で懲役9月の求刑・判決が多いわけ

 公然わいせつ罪の法定刑の上限は懲役6月で、併合罪加重しても9月が処断刑期の上限だからです。

公然わいせつ:教諭に有罪判決−−地裁宇部支部 /山口
2013.05.29 毎日新聞
 通行中の女子高校生らに車内から陰部を見せたとして公然わいせつの罪に問われていた中学校教諭被告(37)の判決公判が28日、山口地裁宇部支部であり、難波宏裁判官は「犯行は悪質で、常習的ともうかがわれる」などとして、懲役9月、執行猶予3年(求刑・懲役9月)を言い渡した。
 判決などによると、被告は昨年5月11〜16日、山陽小野田市の公園駐車場などに止めていた車の中から通行中の女子高生らに道を尋ね、近づいてきたところに自分の陰部を露出などしたとされる。
 被告は「私はこの事件とは全く関係ない」と否認していたが、難波裁判官は「被害者らの供述証言の信用性は高く、高速道路の通行記録も犯行時刻と一致する」などとして被告の主張を退けた。

横浜繁華街で全裸撮影 AV女優ら有罪 地裁判決=神奈川
2006.11.18 読売新聞
 横浜市の繁華街で女優を全裸にしてビデオ撮影していたとして、公然わいせつの罪に問われたビデオ制作会社経営者と、出演した女優、男優ら4被告の判決が17日、横浜地裁であった。
 竹下雄裁判官は、ビデオ制作会社経営両被告に懲役9月、執行猶予3年(求刑・懲役9月)、女優に懲役6月、保護観察付き執行猶予4年(同・懲役6月)、男優に懲役5月、執行猶予3年(同・懲役5月)を言い渡した。