児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者性交・不同意性交・不同意わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録・性的姿態撮影罪弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

不起訴でも懲戒免職

 性行為は認めて年齢知情の点で起訴しなかったんですね。

 最近の判例でいえば「対償供与の約束」を訴因外事実として、最初から過失の青少年条例違反で行けば有罪になるんでしょうか。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110707-00000040-kana-l14
女子生徒にみだらな行為、中学教諭を懲戒免職/横浜市
カナロコ 7月7日(木)21時15分配信
 横浜市教育委員会は7日、女子生徒にみだらな行為をしたとして市立旭北中学校の男性教諭(47)を懲戒免職にした。
 市教委などによると、教諭は昨年11月14日、旭区内のホテルで、勤務先とは別の市立中学2年の女子生徒に現金を渡す約束をして、みだらな行為をしたという。同教諭はことし3月、児童買春の疑いで県警に逮捕され、5月に不起訴処分となっていた。
 市教委は「不起訴処分になったとはいえ、少女にみだらな行為をしたことは市の教育に対し、重大な信用失墜を与えた」と処分理由を説明している。

少女買春の中学教諭、横浜市教委が懲戒免職 本人は不服申し立てへ /神奈川県
2011.07.08 東京地方版/神奈川 33頁 横浜 (全291字) 
 横浜市教育委員会は7日、市立中学校の男性教諭(47)を懲戒免職処分にしたと発表した。
 市教委によると、男性教諭は同市旭区内のホテルで昨年11月、出会い系サイトで知り合った公立中学2年生の女子生徒(14)に現金を渡して買春行為をした疑いで、旭署に3月23日に逮捕された。「18歳未満とは知らなかった」と主張して5月30日に不起訴処分となり、復職を希望した。だが、市教委は「重大な信用失墜行為で、思春期の生徒の中へは復帰させられない」として処分した。
 男性教諭は「捜査当局が不起訴にした。否定した内容を根拠に処分するのは不当で、処分も重すぎる」として、市人事委員会に不服申し立てするという。
朝日新聞社

児童買春不起訴 教諭を懲戒免=神奈川
2011.07.08 東京朝刊 33頁 (全305字) 
 横浜市教委は7日、女子中学生とみだらな行為をしたとして、市立中学校の主幹教諭(47)を同日付で懲戒免職処分にした。
 発表によると、教諭は昨年11月14日夕、同市旭区内のホテルで、出会い系サイトで知り合った中学2年の女子生徒に現金を渡す約束をし、みだらな行為をしたとして、今年3月23日、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童買春)容疑で逮捕された。教諭は「何度も(18歳以上と)年齢を確認したので大丈夫だと思った」などと容疑を否認し、横浜地検は5月30日、不起訴(嫌疑不十分)とした。
 市教委は懲戒免職の理由を、「不起訴とはいえ、金銭を供与してみだらな行為をしたことは、教育に重大な信用失墜を与えた」と説明している。
読売新聞社

 教員の児童買春罪でも、公立学校を依願退職して、自首して、罰金払って、私学に就職した人がいます。