児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

痴漢検挙77人、29人が再犯 首都圏集中取り締まり

 こういう取り締まり週間を実施すると、実績を上げるために、常習犯をマークしますよね。お互いに顔見知りで、実際に痴漢するし、それでも1件だから。(痴漢初犯検挙週間ではないので)その1件でもキャンペーンの目的達成できますから。
 取り締まりとしてはこれでいいと思うんですが、この検挙者中の再犯者率再犯率と比較するのは乱暴ですよね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100506-00000010-san-soci
警視庁と埼玉、千葉、神奈川の1都3県の警察が4月15〜21日に実施した電車内や駅構内での集中取締週間に、痴漢や公然わいせつなどの現行犯で78件、77人が検挙されたことが6日、警察庁のまとめで分かった。逮捕者は49人。容疑者の中には、捜査員が犯行を確認した直後、再び同じ車内で別の被害者に対し犯行に及んだ者も1人いた。
 一方、検挙された77人のうち、痴漢や強制わいせつでの検挙歴がある者は37・7%にあたる29人で、平成21年の全刑法犯中に占める再犯率(32・6%)を上回っており、痴漢・強制わいせつ犯罪の再犯性の高さが裏付けられた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100506-00000018-mai-soci
 警察庁は6日、4月15〜21日に首都圏で実施した痴漢集中取り締まりの結果を公表した。都や県の迷惑防止条例違反、強制わいせつなどの容疑で逮捕・書類送検されたのは77人。うち29人(37.7%)は過去にも痴漢行為で検挙されており、警察庁は「痴漢は繰り返す傾向が強い」として警戒を強めている。