さあ、解体して生け垣に
「一部損壊」に補助 北部地震で各自治体 /大阪府
2018.07.30 朝日新聞
■ブロック塀撤去などにも6月18日に発生した大阪北部地震を受け、道路に面した危険なブロック塀の撤去費用の一部を補助する府内自治体が増えている。
●豊中市
豊中市は、道路に面したブロック塀を撤去する費用を、かかった工事金額の8割、上限20万円まで補助する制度を新設した。高さが60センチを超えるコンクリートブロック、石材、れんがなどで作られた塀が対象となる。道路に面した生け垣の費用の助成制度の増額も予定。申し込みは市街地整備課(06・6858・2342)。●島本町
島本町は、公道や公園などに面した民間のブロック塀の撤去費を補助する制度を新設。対象は高さが80センチ以上のブロック塀のほか、石やれんが、コンクリートの塀など。一部撤去の場合は塀の高さが80センチ以下とすることが条件。補助額の上限は20万円。申請は8月上旬から2020年3月末まで。問い合わせは町都市計画課(075・962・0360)。●泉佐野市
泉佐野市は、道路に面したブロック塀撤去と、代替フェンスの設置に最大35万円まで補助する制度を設けた。実施期間は8月1日から来年3月末まで。大阪北部地震後に塀を撤去した人も補助を受けられる。補助対象は不特定多数の人が通る道路(私道含む)に面したブロック塀で、撤去のみの場合は最大15万円まで補助。問い合わせは市都市計画課(072・447・8124)。
●熊取町
熊取町は、公道に面したブロック塀を撤去し、代わりのフェンスを設置する住民への補助制度(上限20万円)を新設。8月1日から受け付け、来年3月まで実施。対象は60センチ以上のブロック塀で、1敷地あたり1回。20万円以下なら費用の全額を補助。問い合わせは町まちづくり計画課(072・452・6401)。
●吹田市
吹田市は民間のブロック塀(高さ60センチ超)撤去と、撤去に伴うフェンス設置にかかる費用の一部を補助。8月13日から受け付ける。撤去費は上限15万円、フェンス設置費は上限25万円を補助。問い合わせは市開発審査室(06・6384・1910)。(室矢英樹、永井啓吾、加戸靖史)