児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

改正児童ポルノ法で摘発怖い愛好家 お宝はタイムカプセル処理?

 バレなければ検挙されないので、愛好家は危機感といより安全な所持方法を探していると思います。

http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/421067/
40代の愛好家の男性は「半永久的に入手不可能な“お宝”を処分するのは無念のひと言。後々『あの時処分しなきゃよかった』と確実に思うでしょう。しかもきちんと裁断しないと今度はわいせつ物頒布になりかねない。作業も進みませんよ」とタメ息をつく。
だが、実際は全部の“お宝”を処分するわけではないという。「周りは、手放し難い写真はデータに取り込んで、ネット上のクラウドに一時的に保管して様子見しようという人が多い。もう本当に捨てたくない写真はUSBメモリーに移して、タイムカプセルを買ってきて地中に埋めるしかないと話しています」
また規制の対象になるか“グレー”の写真も悩みどころ。「18歳未満の子が、18歳以上と偽って撮影した写真を所持していた場合、どうなるんだろうと愛好家の間では懸念が出ている。ギリギリセーフの写真をみすみす捨てたくないので、微妙なものの取り扱いは施行後の様子を見て判断しようと処分を後回しにしている」
今後は愛好家同士のやりとりもネット経由ではなく、オフ会などに限定されそうだという。「写真の交換は専らメモリーで手渡しになると思うが、自宅のパソコンがウイルスに感染して外に漏れたら厄介だと危機感を募らせています」と戦々恐々としているが、摘発対象の児ポの所持は厳禁なのでくれぐれも要注意だ。