児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

女子高校生お散歩サービス”経営者ら逮捕

 従前、女子高生見学クラブとか添い寝とかを労働基準法違反で検挙していましたが、ノーパン喫茶と同視するというかなり強引な解釈だと思います。
http://d.hatena.ne.jp/okumuraosaka/20110518#1305697778
http://d.hatena.ne.jp/okumuraosaka/20130128#1359294132

 「1時間8000円お散歩」というのは、接客とは言いがたいので、今のところ検挙できません。
 恐喝した方が楽だというんでしょうね。おっさんと散歩しなくてもいいし。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131002/k10014970081000.html
容疑者らは、男性が少女と散歩をしたあと、「少女の肩を触ったのは規約違反だ」と言いがかりをつけて携帯電話などを取り上げ、「返してほしければ金を払え」などと脅したということです。
調べに対し、4人はいずれも容疑を認めているということです。
「JKお散歩」は秋葉原を中心に増えていますが、客の男性と少女が2人きりで外出するため、体を触られるなどのトラブルが起きているほか、児童買春の温床になっているという指摘もあり、警視庁が実態を調べることにしています。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131002/crm13100213510010-n1.htm
同署によると、いずれも容疑を認め、容疑者は「少女から『男性が気に入らない。恐喝できそう』と聞き、計画した」と供述しているという。
 逮捕容疑は9月27日午後、少女と散歩をした常連客の男性(49)を同店に呼び出し、「少女の手を触った。規約違反だ。1千万円払え。家族に危害を加える」などと因縁をつけ、現金30万円を脅し取ったとしている。
容疑者らは男性の携帯電話や運転免許証を取り上げ、同28日以降も現金を要求したため、男性が同署に相談していた。

http://digital.asahi.com/articles/TKY201310020124.html?ref=comkiji_txt_end_kjid_TKY201310020124
捜査関係者によると、JKお散歩は、客が1時間8千円など時間に応じた料金を支払って、店の女子高生らとカラオケやレストラン、遊園地でデートするサービス。JKは女子高生の略称。都内では50店以上が確認されている。店を構えず、インターネットで広告する店も多いという。
 制服姿の少女が個室で手足をもんだりする「JKリフレ」が18歳未満の少女に有害な仕事をさせることを禁じた労働基準法違反にあたるとして、警視庁が取り締まりを強化した今年初め以降、新業態が目立ち始めた。一方で、昨年末に都内で約80店あったJKリフレは約20店に激減。ここなつも、JKリフレから業態を変えていた。
 警視庁は、JKお散歩も性被害や児童買春の温床になる可能性があるとみている。ただ、JKリフレと異なり、少女が店内で客と2人きりになることがなく、体に触れることを店側が禁じているため、ただちに「有害な仕事」とは言えず、「取り締まる条例も法律もない」(捜査幹部)のが実情だという。