児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者性交・不同意性交・不同意わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録・性的姿態撮影罪弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

LINE利用・12歳への強姦既遂で執行猶予となった事例(熊本地裁H25.5.17)

 強姦既遂罪になると執行猶予は稀です。
 推測される量刑理由は、
  暴行脅迫がないこと
  示談
でしょうか。

熊本県/無料アプリ通じ性犯罪 県内で摘発件数増 強姦罪で男に有罪判決
2013.05.18 西日本新聞 

 熊本地裁は17日、熊本県内の少女=当時(12)=を乱暴したとして、強姦(ごうかん)の罪に問われた川崎市の無職男(43)に対し、懲役3年、執行猶予4年(求刑懲役4年)の判決を言い渡した。県警によると、男と少女はスマートフォン(多機能携帯電話)の無料通話アプリ(応用ソフト)「LINE(ライン)」を通じて知り合ったという。県警は、こうした「非出会い系サイト」と呼ばれる通信機能を使った性犯罪の摘発件数が県内で増加傾向にあるとして注意を呼び掛けている。

 判決によると、男は2月初旬の未明、路上に駐車中の車の中で、少女にみだらな行為をした。関係者によると、男は川崎市から少女に会うなどの目的のために熊本を訪れていたという。
西日本新聞社