予め撮影された画像を買うのは現行法では処罰されませんが、ポーズを注文して撮っていたら、買った方も3項製造罪とか、強制わいせつ罪(176条後段)の共犯になる可能性があるので、警戒してください。買うな。
母親について、こういう事案で最初に選択するのは強制わいせつ罪(176条後段)で、次に児童ポルノ製造罪・提供罪(7条2項・1項)なんですが、宮城県警は強制わいせつ罪を適用したことがありません。一昨年・去年の一連の母親による製造事件は、母親は全員執行猶予でした。男は実刑。
仙台高裁の判例では、強制わいせつ罪と製造罪は科刑上一罪なので、製造罪の有罪判決の一事不再理効で強制わいせつ罪での再起訴はできなくなります。
宮城県が「性犯罪に厳しい県」を目指すのなら、こういう性的虐待事案には、適用できる法条をフル動員して、厳しく処罰するのが先決でしょう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110221-00000124-jij-soci
4歳娘の裸写真販売=児童ポルノ容疑、32歳母逮捕―宮城
時事通信 2月21日(月)22時31分配信
自分の娘の裸の写真を販売したとして、宮城県警大河原署は21日、児童買春・ポルノ禁止法違反(提供)容疑で、愛媛県今治市に住む無職の母親(32)を逮捕した。同署によると、母親は容疑を認め、「生活費に困っていた」と話しているという。
親が子供の裸の写真を製造、販売した事件で、県警は全国各地の母親らを同法違反容疑で相次いで逮捕し、捜査を続けている。
逮捕容疑は2009年10月、4歳だった長女の裸の写真計15枚を北海道旭川市の男(35)に携帯電話で送信した疑い。
同署によると、母親と男は携帯サイトを通じ知り合った。母親は男から5700円を受け取っており、同署は母親が児童ポルノを製造した疑いもあるとみて調べを進める。