児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

2010-05-16から1日間の記事一覧

3項製造罪と強制わいせつ罪の観念的競合っぽい事案

立法者の方はご存じないようですが、撮影行為は「わいせつ行為」であって、3項製造罪以前は、間違いなく強制わいせつ罪だったのに、3項製造罪以後は、強制わいせつ罪と3項製造罪の観念的競合だったり併合罪だったりします。 しかも、被害児童が低年齢にな…

辻雄一郎「児童ポルノとわいせつ規制に関する若干の憲法学的考察」駿河台法学第23巻第2号(2010)

http://www.surugadai.ac.jp/sogo/media/bulletin/Hougaku23-02/Hougaku.23-2.89.pdf 児童ポルノが未成年者の性的搾取や虐待を導くと言う点で一致は見られてもその目的達成手段については、連邦議会と連邦最高裁の衝突がある点を留保しなければならない。以…

松原芳博「ハンス・ヨアヒム・ヒルシュ「行為主義刑法−十分に尊重されている基本原則であろうか?」」

論文名 ハンス・ヨアヒム・ヒルシュ「行為主義刑法─十分に尊重されている基本原則であろうか?」 掲載誌など 早稲田法学 巻/号,頁 79巻4号 発行年月 2004年 9月 http://dspace.wul.waseda.ac.jp/dspace/bitstream/2065/2603/1/A03890546-00-079040237.pdf…

ネット社会の闇に挑む サイバー犯罪捜査官

http://d.hatena.ne.jp/okumuraosaka/20100330#1269916945 「わいせつ情報の送信は頒布・販売にあたらない」研修741号p21 を前提にすると、わいせつ図画の罪は成立しません。 最新の判例も勉強してもらわないと。 札幌高裁は判例にならない。東京高裁が判例…