児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

児童買春罪+製造罪で公判請求(釧路地裁帯広支部)

  • 10/2 逮捕
  • 10/20 再逮捕
  • 11/10 起訴
  • 11/22 懲戒免職

ということです。
 5人に児童買春罪+製造罪ということになると、形式的には10罪になりますが、製造罪については、生成物にPCのHDD(そこに全部まとめて保存しているとすると)を含めてしまうと、そこが「かすがい」(扇の要)になって、1罪になる可能性があります。
 こんなこと誰も知らない議論ですが、処断刑期にかかわる問題なので、裁判所はこだわっていて、いろいろ判断が出ています。

少女にわいせつ 標津高教諭を懲戒免=北海道 - 読売新聞 2006年11月23日(木)
 道教委は22日、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童買春)などで起訴された道立標津高教諭、被告(31)を懲戒免職とするなど計10人を処分した。
 道教委によると、被告は昨年12月から今年7月までに出会い系サイトで知り合った18歳未満の少女5人にわいせつな行為をするなどしていた。

津高教諭を再逮捕 児童買春とポルノ製造容疑で 帯広署=北海道 読売新聞  2006年10月21日(土)
 北海道警帯広署は20日、標津町、道立標津高教諭、容疑者(31)を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童買春、児童ポルノ製造)と道青少年保護育成条例違反の疑いで再逮捕した。
 調べによると、容疑者は昨年12月から7月にかけ、出会い系サイトで知り合った13〜16歳の女子中高生4人を札幌市内などのホテルに誘い、それぞれ現金1〜2万円を渡す約束をして、いかがわしい行為をした疑い。
 同署が容疑者の自宅で押収したパソコンから、いかがわしい行為を撮影した120〜130枚の画像が見つかり、容疑を認めたという。

児童買春罪と製造罪、条例違反罪と製造罪の罪数についても、微妙な状況です。