児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

見守り隊の強制わいせつ罪後段事件(京都地裁h22.7.22)

 176条後段1罪ではたいてい執行猶予です。
 被害者の不安を除去するために、引っ越したり、GPSで所在を明らかにすることがありますが、民事訴訟ではそういう請求の趣旨は書けないので、そういう取り決めをする必要があります。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100722-00000540-san-soci
女児は精神不安定に…わいせつ「見守り隊」72歳に有罪判決
7月22日11時32分配信 産経新聞
 永井裁判官は判決理由で「被告を信頼し、全くの無警戒だった女児につけこんだ犯行は悪質。事件後、女児は精神的に不安定になっている」と述べた。
 判決などによると、被告は今年3月、見守り隊の活動で知り合った小学生女児に「バレンタインデーにもらったチョコレートのお返しをしたい」と言って自宅に誘い、胸を触るなどした。
 被告は約4年前に見守り隊に加入し、活動していたという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100722-00000024-mai-soci
被告は06年ごろから、地元小学校のPTAや地域住民でつくるボランティア「見守り隊」に参加。今年3月、小学生の女児を自宅へ呼び出し、胸を触ったりキスしたりした。女児は不眠、抑うつなどのストレス反応で通院を余儀なくされており、永井裁判官は「慕っていた被告に裏切られ、心に癒やしがたい傷を負っており、結果は重大」と指摘した。
 判決後、女児の父親は「これからも被告が近所にいるということはつらい。娘はこれまで通りには生活できない」と怒りをにじませた。