児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

強姦致傷等17件で懲役28年(立川支部H23.12.9)

 求刑は無期懲役

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111209-00000118-jij-soci
判決は「被害者の多くが10歳から13歳までの少女。人格と尊厳を無視し、卑劣かつ悪質極まりない」と批判した。
 判決によると、被告は2005年5月〜10年6月、東京都や神奈川県で鍵を盗んで民家に侵入。小学生女児や女子大学生ら12人に乱暴するなど計17件の事件を起こし、うち2人に傷害を負わせた。

 広島地裁の懲役30年(致傷なし 95件くらい)の場合、有期懲役の上限に張り付いた感じでしたが、17件だと、無期求刑から28年に引き戻せるようです。

広島地裁H21.9.14
(量刑の理由)
 1 本件は,小学校教師であった被告人が,約4年8か月の間に,その勤務先の女子児童であった計10名の13歳未満の少女に対し,多数回にわたりわいせつ行為等を行ったという,強姦46件,強姦未遂11件,強制わいせつ25件,児童福祉法違反(児童に淫行させる行為)13件からなる事案である。
(求刑)
 懲役30年
 (裁判長裁判官 奥田哲也 裁判官 高松晃司 裁判官 三貫納隼)