児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

性犯罪「前兆」で645人摘発=専従チーム新設半年−警察庁

 この645は「前兆」というより「性犯罪」そのものです。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009102900634
対策班は子どもや女性に対する声掛けやつきまといの行為者を見つけ出し、重大な性犯罪に発展するのを防ぐ専従チーム。
 摘発の内訳は公然わいせつ165件、卑わいな言動162件、強制わいせつ106件、盗撮49件、つきまとい36件など。兵庫県で女子児童が見知らぬ男から口に指を入れられる被害が連続し、男を迷惑防止条例違反で書類送検した事件などがあった。
 このほか、摘発には至らなかった547件の549人についても、誓約書を書かせるなどの指導や警告をした

 こういう論文が届いています。

声かけなどの不審者遭遇情報と性犯罪の時空間的近接』性の分析(犯罪社会学研究No.34 p151)
菊池城治・雨宮護・島田貴仁・審藤知範・原田豊科学警察研究所
〈要旨〉
都道府県警察における3年間の不審音遭遇情報(1,396件)と屋外での性犯罪(599件)の認知データを地哩情報システム(GIS)とシミュレーション手法を川いて時空間的に解析したところ,声かけなどの不審者遭遇情報と性犯罪は時間的にも空間的にも近接して発生していることが分かった