児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

前東京福祉大総長に実刑 教職員にわいせつ6件

 地位利用が悪質だと指弾されるんですが、通り魔的犯行も悪質なので、どう形容しようと悪質なんですね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080627-00000913-san-soci
福崎裁判長は「被害者は被告との地位の差から泣き寝入りを余儀なくされ、被害直後に退職した者や立ち直れずにいる者もいる」などと、被害者の精神的苦痛が大きいことを指摘。加えて、犯行後の被告の行動を「直ちに謝罪するどころか、被害者の上司を使って口封じをするなど組織を利用して犯行の隠蔽(いんぺい)を図った」と非難した。
 判決によると、被告は平成17年5月〜19年5月、東京都豊島区の同大の総長室で女性職員の胸を触るなど、5人の女性に計6件のわいせつ行為をした。

 罪数でみると手持ちの事例では執行猶予は見あたりません。
 起訴前に示談すれば起訴件数が減るわけで、多数回の場合は、そこが勝負ですね。

強制わいせつ5~7罪の量刑
懲役3年実刑
懲役2年08月実刑
懲役4年06月実刑
懲役2年実刑
懲役1年06月実刑
懲役3年10月実刑
懲役2年08月実刑
懲役4年06月実刑
懲役2年06月実刑
懲役3年02月実刑