児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

2010-07-12から1日間の記事一覧

強姦罪の訴因に撮影行為を挙げるもの

姦淫行為と撮影行為を包括して強姦罪一罪と評価しているということです。 大阪地方裁判所判決平成18年3月22日 第6 帰宅途中のF(当時21歳)を認めて同女を姦淫しようと企て,同年9月5日午前3時ころ,大阪市〈以下略〉501号室の当時の同女方前…

児童ポルノ製造・強制わいせつ罪後段事件の法令適用

刑事事件判決起案の手引き風 観念的競合の例を紹介しておきます。 1回でも執行猶予がつきません。 (法令の適用) 罰条 判示行為のうち, 強制わいせつの点は,刑法176条後段 児童ポルノを製造した点は,児童買春,児童ポルノに係る行為等の処罰及ぴ児童の保…

罰金・執行猶予・保釈中の海外渡航について

相手国によるんです。 実例としては 罰金の略式命令を受けて、確定して、国外に出た。 罰金刑に上訴して、国外に出て、確定して、外国から罰金を払った。 執行猶予中判決を受けて、上訴して、国外に出て、確定した。 執行猶予判決を受けて、確定して、国外に…

岡山県青少年健全育成条例の解説 平成18年12月

青少年に年齢を聞いて青少年が年齢を偽ったということを証明できれば過失がないかのような解説になっていますが、実際にはそんなに甘くないですよ。 (淫行及びわいせつ行為の禁止) 第20条 1何人も、青少年に対し淫行又はわいせつ行為をしてはならない。 2 何…