児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

女性教諭による児童淫行事件

 女性による児童淫行罪は珍しく裁判例としても1件しか確認していません。
 影響関係のベースになるような関係(師弟・親族)があって、性交・性交類似行為があれば、児童淫行罪が選択されることがあります。数回でも包括一罪になることと、訴因以外の淫行で量刑されることに警戒してください。

母代わり…中3男子にわいせつ 懲役10月の実刑判決−−千葉家裁支部
2001.07.31 毎日新聞
 千葉家裁木更津支部は31日、児童福祉法違反罪に問われた被告(31)に対し、懲役10月(求刑・懲役1年6月)の実刑判決を言い渡した。松丸伸一郎裁判官は「子供の健全な成長に与えた悪影響は計り知れない」と指摘した。
 判決によると、被告は今年2月、食事を作ったり宿泊させるなど母親代わりに面倒を見ていた同市に住む当時中学3年の男子生徒(15)に対し、自宅でわいせつな行為をした。

元女性教諭を起訴猶予処分
2008.05.11 琉球新報
 那覇地検は9日までに、県青少年保護育成条例違反(深夜外出の制限)と児童福祉法違反で逮捕、送検され、処分保留で釈放されていた元中学校教諭の女性(35)を起訴猶予処分とした。地検は「諸般の事情を考慮して」と説明。県教育委員会が7日に女性を懲戒免職の処分にしたためとみられる。(一部地域既報)

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/57513
生徒と淫行容疑 教諭の女を逮捕/那覇署 教諭は否認
2016.08.15 
 那覇署は14日、男子高校生にみだらな行為をさせたとして本島南部に住む40代の女性教諭を児童福祉法違反(児童に淫行させる行為の禁止)の疑いで逮捕した。容疑を否認しているという。同署は女性教諭が被害男子高校生と過去にも複数回、行為に及んでいた可能性も視野に捜査を進める。
 調べでは、7月27日午後6時25分から58分ごろまでの間、教諭が運転する車を南風原町内の商業施設の駐車場に止め、18歳未満と知りながら、車内で男子高校生にみだらな行為をさせた疑い。男子高校生は本島南部に住み、女性教諭と面識があるという。
 同署は、女性教諭の実名について、被害関係者のプライバシー保護のために公表していない。男子高校生の関係者から警察に相談があり、捜査を進めていた。
沖縄タイムス