児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

準強制わいせつ、元中学校教諭に無罪判決(浜松支部H22.5,24)

 記事によれば傾向犯かどうかで争いがあるんですが、主観で切ったようです。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100524-OYT1T00893.htm
準強制わいせつ、元中学校教諭に無罪判決
 教え子の女子生徒にわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつ罪に被告(50)の判決が24日、静岡地裁浜松支部であった。
 長谷川秀治裁判官は、「犯行状況についての女子生徒の供述は信用しきれない」として、無罪(求刑・懲役2年)を言い渡した。
 被告は2007年12月、勤務先の中学校の一室で、部活動を指導していた3年生の女子生徒(当時14歳)に「乳がんかどうか診てやる。服を脱げ」と言って胸を触るなどした、として起訴された。公判で被告は「『乳がんかどうか診て』と頼まれ、胸の周辺をさわっただけ」として無罪を主張していた。
 判決で長谷川裁判官は、被告が女子生徒の胸部を指で触った行為はあったと認定したものの、「決め手となる物証はなく、女子生徒の供述もあいまいな部分が多い。わいせつ目的があったとは言えない」と結論づけた。

 無罪事件の弁護人名は紹介してほしいですね。