児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

児童買春の元中学教諭に求刑

 4人で8罪で、求刑2年6月。
 進行は
  9/3 初公判
  9/14 結審
ということで、あっさり終わらせているので、厳しい裁判官に当たると実刑というパターンでしょうか。急いでいるのは保釈されてない感じ。

 罪数が多いときは、観念的競合説とか、「姿態をとらせて」実行行為説を唱えて、裁判所を悩ませましょう。検察官も有効に反論できないし、それだけで実刑を回避するという自信のなさげな裁判所もあるので。
ごねてるんじゃなくて、正しい法令適用を求めているだけです。でも、もとの法文がいいかげんなので、どれが正解かがわからないんですよ。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200909150017.html
検察側は論告で「常習的で悪質。自己の欲望のまま犯行に及び言語道断」と指摘。弁護側は「深く反省し社会的制裁を受けている」と執行猶予付き判決を求めた。
 検察官の質問に、被告が「願望を抑えきれなかった。私の弱さだった」と答えると、向野剛裁判官が「一般の50歳はそんなことはしないでしょう」と語気を強める場面もあった。
 起訴状によると、被告は昨年4月〜今年1月、山口、福山市などで、女子中高生4人とみだらな行為をし、裸をデジタルカメラなどで撮影するなどした疑い。

http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20090915ddlk34040703000c.html
起訴状や最終弁論によると、被告は09年1月11日、山口市のホテルで同市の女子中学生(当時15歳)の裸の写真や動画を、デジタルカメラで撮影するなどしたとされる。
 検察側は「教師にあるまじき言語道断の犯行」と主張。一方、弁護側は「被告は深く反省している」と述べ、執行猶予付きの判決を求めた