児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

フィルタリングは難しい。

 シンポジウムの講演で、フィルタリングについてちょっと触れるんですが、コミュニティサイトに例外的にアクセス可能に分類している団体がありますよね。
 そのほかの有害サイトには、事前抑制かけてしまうのに、認定コミュニティサイトは、監視体制とかの事後的抑制で、アクセス可能にしてしまう。
 言いにくい話ですが、青少年保護の見地からいえば、そこに穴を開けると、被害にあう危険性が出てきますよね。
 例えば、H20.7にあるゲームサイト経由で知り合って青少年条例違反の被害にあったという事例がありますが、「認定サイト」です。稀に被害に遭うのはOKということでしょうか。サイト管理者としては、規制されると客が減るので、解除してくれという要請が強いし。
 じゃあ、他にも、ギャンブルや飲酒のサイトでも、青少年に影響ないように監視すればOKということになるんですかね?そっちは業者としても青少年を相手にしてないので、解除してくれという動きはなさそうですよね。
 なんか、結局、個別のカテゴリーについて、規制の必要性と解除の要請との綱引きで決まってるようですよね。