児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

ファイル共有ソフトWinnyを利用した著作権法違反事件(京都)

 弁護人は犯人を突き止めた京都府警の技術力を評価しておるのですよ。
 京都府警は頼もしいなあ、大阪府警も見習って欲しいなあ。

月刊コピライト 2004.9号
ネットワークを利用した著作権侵害事犯の現状と対策警察庁生活安全局情報技術犯罪対策課 高瀬基彰
(4)ファイル共有ソフトWinnyを利用した著作権法違反事件(京都)
この事件は、平成15年9月、ファイル共有ソフトWinnyを利用して自営業者が映画のデータを、少年がゲームのプログラムデータを、それぞれインターネット上で公開し、不特定多数の者がダウンロードできる状態にしたもので、WinMX事件の検挙以降も、継続して同種事犯の捜査を進めてきた京都府警察が、平成15年11月、自営業者と少年の2名を、それぞれ著作権法違反(公衆送信可能化権侵害)で検挙したものである。
京都府警察では、極めて匿名性が高く、当初、検挙は不可能と言われていたWinnyのシステムとネットワークの構成を解明し、暗号化されている接続情報等から自動公衆送信(アップロード)元を特定するなど、新たな捜査技法を開拓して、被疑者を特定し、平成15年11月、初検挙に至った。