児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

保護法益論の分類(嘉門優先生の分類)

 保護法益が決まらないようです。
 ちょっと前までは、ACD三説くらいだったんですけど。

日本刑法学会第92回大会(於同志社大学) WS4 児童ポルノの刑事規制
法益論からの検討」
法益論の観点からの検討一一単純所持規制と創作物規制を中心に
(ー)これまでの議論状況
A)個人的法益説:被写体児童の利益
B)一般児童の保護
C)社会的法益説:風潮・性道徳保護
D)混合説:児童の個人的法益と社会的法益の両方が重畳的に保護されているとする見解