児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

公然わいせつは現行犯で無くても逮捕されています

 痴漢・盗撮・公然わいせつという街頭型の犯罪は、現行犯で逮捕されることが多いのですが、そうでなく捜査の末に後日逮捕されることも当然あるんですよ。
 医大生の場合、退学・停学になれば、国家試験受験が遅れますし、合格しても免許(医籍登録)が保留されることがありますので、早期に弁護人を選任して、そこまで見越してできることを全部やっておく必要があります。どうせ罰金だと見込んで何もしていないと、医籍登録の時に指摘されて不利益に扱われることがあります。

公然わいせつ容疑で山大医学部生を逮捕 山形署 /山形県
2013.02.02 朝日新聞 
 路上で下半身を露出したとして、山形署は1日、山形大学医学部4年容疑者を公然わいせつ容疑で逮捕した。容疑を認めており、「他にもやった」と話しているという。

 署によると、容疑者は昨年12月12日午後0時45分ごろ、山形市小立1丁目の路上で、停車中の車の運転席にいた40代の女性に対し下半身を露出した疑いがある。「すみません」などと声をかけて女性を振り向かせ、下半身を見せたという。女性が驚いているうちに立ち去ったという。
 付近では昨年春ごろから同様の事案が数件あり、署は目撃者の情報から不審な車を特定するなどして容疑者を割り出した。
 逮捕を受けて1日会見した山下英俊医学部長は「医師を目指す学生は高い倫理観と真摯(しんし)に努力する姿勢が要求され、それを教育するよう(教授らに)お願いしてきたが、非常に残念。教育の体制も考え直さなければならない」と話し、謝罪した。
 今年度の同大関係者の逮捕や摘発は11人目。