児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

どうする? 子供の「ケータイ」 必要性、親子で話し合いを

 効果がありそうなことを何でもやるというのが正解で、フィルタリング万能論・フィルタリング一本主義はすぐ行き詰まるでしょう。
 子どもに携帯持たせるメリットとデメリットを考える必要があるんですが、(殺されたり、誘拐されたり、行方不明になったりは別として)強姦されたり、福祉犯被害にあったりというのは、被害者のプライヴァシーもあって、あまり報道されないので、危機感がないですね。

http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/080415/sty0804150755000-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/080415/sty0804150755000-n2.htm
通信サービス会社「ネプロジャパン」などが2月、10代〜40代の男女約5000人に実施したアンケートによると、中学生以下の子供に携帯を持たせる一番の理由として挙げられたのが「防犯上の問題から」で33%を占めた。次いで「連絡をとるため」(30%)、「子供の友人たちが持っているから」(12%)となり、多くの親が子供の安全のために携帯を利用している様子がうかがえる。

 一方で、携帯を使った犯罪や問題行動は多発している。警察庁によると、いわゆる「出会い系サイト」に関係した事件として報告があったのは平成19年には1753件。児童買春・児童ポルノ法違反での摘発が最も多く、強制わいせつや婦女暴行など重要犯罪となったケースもあった。小学生の被害者は1100人にのぼり、サイトへのアクセス手段はほとんどが携帯だった。

 最近では子供が被害者になるだけでなく、加害者、犯罪者になるケースも出てきている。昨年8月、「学校裏サイト(学校の公式サイトとは別に、子供たちが学校内の情報交換を目的に立ち上げたサイト)」に「校長先生を殺す」と書き込んだ大阪府の高校1年生が脅迫容疑で逮捕されたほか、ネットオークションを使った詐欺や薬物売買で中高生が逮捕されたケースも報告されている。