児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者性交・不同意性交・不同意わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録・性的姿態撮影罪弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

「子どもは宝プロジェクト」

 参院選までのパートタイムのプロジェクトでは困ります。
 こういう行為は何法の何罪で法定刑は何年だというのがわからないと、一般予防・威嚇効果がないですから、刑法と児童福祉法児童ポルノ・児童買春法と青少年条例を整備してほしいですね。少年法37条も叩く。
 「厳罰化」って法定刑の上限だけ上げても実現しないということもご理解いただきたいですね。量刑のグラフだけじゃなくて、どういう事案がどれくらいの量刑かというのも勉強して欲しいですね。

子ども絡みの犯罪で検討会 自民が設置、議論促進
2006.09.06 共同通信 (全568字) 
 座長に中山成彬文部科学相、座長代理に馳浩文科副大臣を充て、関係省庁の政務官も参加。「子どもは宝プロジェクト」と題し、七日に初会合を開く。次期首相に最有力となっている安倍晋三官房長官が教育の抜本改革を掲げていることを念頭に、党側でも議論を促進する。来夏の参院選に向け党の積極的な取り組み姿勢をアピールする狙いもありそうだ。
 検討チームは、子どもが被害に遭う事件、事故の防止策として/(1)/児童虐待事件に対応する児童相談所や養護施設の充実/(2)/パチンコ中に子どもを車内に放置して熱中症で死亡させるような事故を防ぐため保護者の監督責任の強化/(3)/子どもを狙った性犯罪の厳罰化−などを検討する。

拙速に議員立法すると、児童ポルノ・児童買春のときの失敗を繰り返すおそれがある。