児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

37歳“キレる”ママ逮捕 娘の援交相手を脅し暴行 大阪・堺

 「暴行・恐喝の被害者」兼「児童買春加害者」であって、被疑者兼被害者として、それはそれ、これはこれで、刑事処分を受ける。
 他方、示談金名目の詐欺メールもあるところで、その場合は「恐喝・詐欺被害者」見極めは難しい。

http://www.sankei-kansai.com/01_syakai/sya011903.htm
37歳“キレる”ママ逮捕 娘の援交相手を脅し暴行 大阪・堺
 娘の援助交際相手にハサミを突き付け「(下腹部を)切れ」と脅したり、女子中学生12人に殴るけるの暴行を加えたとして、大阪府警泉北署が暴力行為や傷害などの疑いで、堺市南区の無職の母親(37)と長女(17)を逮捕、送検していたことが18日、わかった。暴行事件は児童買春・ポルノ禁止法違反容疑を警察に自主申告してまで母親の暴力から逃れようとした被害男性2人からの相談で発覚。。

 調べでは、母親は長女と援助交際していた運送会社役員(45)から示談金名目で現金を奪おうと計画。長女とともに昨年10月4日朝、堺市内の役員宅に押しかけ、「お前、どうなるか分かってんのやろな」などと腕の入れ墨を見せ、役員が示談金の支払いを渋ると顔面を殴るなど暴行。

 さらに同月25日夜には、長女の別の援助交際相手だった同市内の自営業の男性(39)をコンビニエンスストア前に呼び出して「責任をとれ」などと迫り、長女にコンビニからハサミ(刃体約9センチ)を借りさせ、男性の腹部にハサミを突き付けて「(下腹部を)切れ」と脅した。

 児童買春罪は親告罪なので示談しても刑事処分があります。
 こういう場合にあったら、まず、弁護士に相談して逮捕されないように自分の身を守って、それから被害申告。

追記1/20
 児童買春犯の1名は逮捕されたようです。
 児童淫行罪の裁判例ではこんなことに味を占めて娘に売春させていた親も見かけたことがあります。

http://www.nikkansports.com/general/p-gn-tp0-20070120-144752.html
 調べによると、母親は昨年10月4日朝、家出中の長女が、援助交際相手だった堺市内の運送会社役員(45)宅にいることを突き止め、乗り込んだ。腕の入れ墨を見せつつ「どうなるか分かってんやろな!」と脅し、役員が示談に応じないと顔面を殴り、足をけった。そのまま役員を同署に連れていき役員は、児童買春・ポルノ禁止法違反容疑で逮捕された。