児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

周旋犯人が買春客を恐喝していた事例

 よくある相談ですが、周旋者と示談したって捕まるときは捕まるので、無意味だということです。恐喝されたら警察に被害相談+児童買春の自首をするのがベストです。

24時:児童福祉法違反容疑で2人逮捕−−岐阜中署 /岐阜
2008.01.18 毎日新聞社
 岐阜中署は17日、(37)と(23)両容疑者を児童福祉法違反容疑で逮捕した。
 調べでは、2人は岐阜市の県立高校3年の女子生徒(17)に指示して昨年10月19日と24日、岐阜市笠松町のホテルで会社員2人とみだらな行為をさせた疑い。
 容疑者らは、出会い系サイトで知り合ったこの生徒を買春を約束して呼び出し、「学校に知らせる」などと脅して売春を指示。さらに、少女とみだらな行為をした会社員らに「援助交際を突き止めた」と告げ、示談を持ちかけていたという。同署は、恐喝未遂容疑でも2人を追及している。

児童買春などで男ら3人を逮捕 県警と岐阜中署
2008.01.18 中日新聞社
 【岐阜県】十八歳に満たない児童に指示して男とみだらな行為をさせたとして、県警少年課と生活安全総務課、岐阜中署は、児童福祉法違反で(37)と(23)の両容疑者を、児童買春・ポルノ禁止法違反(児童買春)の疑いで、c容疑者(37)をそれぞれ逮捕した。
 調べでは、両容疑者は昨年十月、岐阜市内の女子高校生(17)に指示し、岐阜市内のホテルなどでみだらな行為をさせた疑い。c容疑者は女子高生に三万円を支払い、みだら行為をした疑い。
両容疑者は少女に携帯電話の出会い系サイトに書き込みをさせ、応答のあった男性のうち金の取れそうな相手を選び、少女とホテルに行かせていたという。
 容疑者は「少女の援助交際のことは知っているが、やらせてはいない」と否認し、c容疑者は容疑を認めている。

 恐喝被害者も、逮捕されているようです。「未遂」ということは、払う前に発覚したようです。

女子高生にいん行、男2人逮捕 県警
2008.01.18 岐阜新聞社
 県警少年課、岐阜中署は十七日までに、児童福祉法違反(児童にいん行をさせる行為の禁止)の疑いで、a(37)とb(23)の両容疑者を、児童買春の疑いでc容疑者(37)をそれぞれ逮捕した。
 調べでは、abの両容疑者は共謀し、昨年十月十九日、岐阜市のホテルでc容疑者に対し、岐阜市の高校三年の女子生徒(17)にみだらな行為をさせた疑い。また同二十四日、羽島郡笠松町のホテルで、名古屋市の会社員男性(35)=県青少年健全育成条例違反罪で罰金三十万円確定=に対し、この女子高生に同様の行為をさせた疑い。
 a容疑者らは女子高生に対し、携帯の出会い系サイトに援助交際の書き込みをするよう指示。応答のあった複数の男性を集めた後、金払いの良さそうな男性を選び、ホテルに行くように伝えていた。c容疑者は三万円を支払い、女子高生にみだらな行為をしたとして、今月八日に逮捕された。三万円はa容疑者が女子高生から全額受け取ったという。
 a容疑者らは、c容疑者と会社員男性が女子高生と一緒にホテルに入る様子を写真で撮影。その後、二人の自宅や職場を訪れて「示談したい」などと現金を要求しており、同署などは恐喝未遂の疑いでも調べる。