児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

「北九州少年サポートセンターの活動について」(青少年問題52巻5号)

 いい話じゃないですか。
 捜査が先行したときにも立ち直り支援をお願いできないでしょうか?

援助交際女生徒の立直り支援
「女子生徒の様子がおかしい。」平成一五年の暮れ、中学校長の相談から、北九州少年サポートセンターとB子との面接が始まった。堅く口を閉ざすB子と柔らかく面接を続け、言葉を交わすうちに援助交際が判明した。性病や妊娠など性被害の実態を話し、「自分を大切にしようよ。」と語りかける少年補導職員の熱意に、ようやくB子は、「自分は性の被害者」と気付いた。それからのB子の心の拠り所は、少年サポートセンターであり少年補導職員であった。B子の落ち着き具合を見て、児童買春事件として捜査員に引き継ぎ、不安を取り除くために取調べや実況見分等にも立ち会った。
その後、B子を児童相談所で一時保護して家庭環境の改善指導等を行ったところ、B子が進学を希望したため保護を解除した。学校とも連携して勉学環境を整えた結果、B子は無事県立高校に合格し、今も元気に通学している。