児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

ネット掲示板から性犯罪、少女たちの実態を探る

 最近は、下着販売の販促品として、裸の写真をつけるんですよね。
 携帯電話を持たなければこういうリスクは減るんですが、そんなこというと抗議を受けますね。

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20091016-OYT8T00222.htm
その一人で、取材に応じたミカ(仮称)は、県内の進学校に通う高校2年の17歳。制服姿で髪も黒く、ごく普通の女子高生に見える。ミカは複数の掲示板サイトを利用し、昨年9月頃から、「簡単に稼げる」という友人の誘いで、使用済みの下着を売り始めた。
 掲示板に「jk(女子高生)下着売ります」などと書き込むと、すぐに複数の返信があり、そのうちの一人の20歳代男性に前橋市内で会い、1枚5000円で売った。「こんなに簡単に稼げるんだと思った」
 その後も、県内の数人の男性に下着を売ったり、お金をもらって体を触らせたりした。1か月約20万円の契約で性行為に及んだこともあったと明かす。ミカは、「怖さはない。ただ、警察や親にばれないように気をつけていた」と話す。
 動機は、「遊ぶ金が欲しかったから」。稼いだ金は、東京都内などで洋服代などに使ったという。高校1年の終わり頃、交際相手ができたのをきっかけにやめたが、今年8月頃から再び掲示板に書き込み始めた。「やっぱりお金がほしいし、彼氏にばれなきゃ大丈夫」
 今も、掲示板を通じて会った男性とわいせつな行為をして1回1万5000円をもらっている。ミカは、「学校の先輩や他校の友人もたくさんやっている。これからも続けたい」と悪びれる様子もなく話した。
 県警少年課のまとめによると、今年1〜9月の間、インターネットサイトが絡んだ性犯罪で、18件17人の男が児童買春・ポルノ禁止法違反や青少年健全育成条例違反で逮捕され、女子中高生ら計15人が巻き込まれた。このうち、一般サイトを介したケースが13件と約7割を占め、出会い系サイトの5件を大幅に上回った。また、児童買春を持ちかけるような書き込みを取り締まる改正出会い系サイト規制法の「誘引」での摘発は、高校生の男女2人だった。
 捜査幹部は「出会い系の取り締まり強化で、一般のサイトが児童買春などの温床になりつつある。ただ、数が多すぎて全容把握は難しい」と頭を抱える。
 子どものネット事情に詳しい下田博次・元群馬大特任教授は「親が、携帯電話の危険性を十分に認識し、子どもの服装や持ち物などのわずかな変化に気付くことが、事態を改善させる一番の方法」と指摘する。