児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者性交・不同意性交・不同意わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録・性的姿態撮影罪弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

反則金1万5千円のはずが罰金20万円、区検・簡裁ミス

 略式だと弁護人がチェックすることも少ないし、略式命令の法令適用の誤りは、結構ありますよね。確定してからだと、被告人も異議申立できなくなります。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090316-00000601-san-soci
 運転免許で制限された排気量の上限を超える車を運転した女性が、道路交通法の「免許条件違反」で1万5000円の反則金納付で済むはずなのに、「無免許運転」の罪に問われ、罰金20万円を納めさせられたのは法令違反だったとして、最高裁第2小法廷(竹内行夫裁判長)は16日、罰金の支払いを命じた略式命令を破棄、公訴を棄却する判決を言い渡した。検察側が警察の指摘でミスに気づき、検事総長最高裁に「非常上告」していた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090316-00000091-mai-soci
水戸区検はそのまま略式起訴し、水戸簡裁も見過ごして略式命令が確定した。
 女性の行政処分をしようとした県警の照会をきっかけにミスが発覚し、検察側が非常上告していた。女性が納めた罰金は返還される。