児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

法廷の検事 資料運びはなぜか風呂敷

 検察官請求証拠は裁判所提出用の1部だけ持参していて、たいてい、全部同意されて取り調べられるので、帰りは手ぶらなんです。不同意にされると風呂敷は重いままです。
 弁護人請求証拠は、裁判所用・検察官用・弁護人用の3部用意して、しかも不同意になることが多いので、行きも帰りも重いですね。弁護人にとっては風呂敷は便利じゃない。
 検察官が全部同意してくれれば、弁護人にも粋を感じずにはいられないはず。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080111-00000924-san-soci
法廷の検事 資料運びはなぜか風呂敷
 東京地裁で刑事裁判を傍聴していると、必ずといっていいほど検事が同じものを携えて入廷することに気付く。それは、風呂敷。東京地検の検事は、今も昔も公判資料を同じ風呂敷に包んで公判に臨む。
 今どき風呂敷? なぜそんな前近代的なものを使っているのか、素朴な疑問がわいてきた。
 東京地検総務部によると、その理由は「便利だから使っています」と極めてシンプルだ。風呂敷を使えば複数で重たい資料を一まとめにして運べ、資料の大きさに合わせてサイズを調整できたり、裁判所に資料を提出した後に折りたたんで持ち帰れるといった便利さがあるという。
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ベテラン検事は「取材されるまで、風呂敷についてあまり気にしたことはなかった」としながらも、「これに代わりうる便利な物が出てこない限り、使い続ける」と言い切った。今後も東京地検の伝統をさりげなく刻み続ける風呂敷には、粋を感じずにはいられなかった。