児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

保釈率、8年ぶり15%=弁護側請求増加が影響−裁判官は「積極許可」議論

 これまではダメもとで保釈申請していて、ほとんどダメだったんですが、こないだの令状裁判官は「お幾らで出しまひょ?」みたいな感じでした。
 裁判官の独立とかいってるのに、どっかから号令がかからないと動かないのはおかしいですよね。
 なお、到底ダメなのに諦めずに申請して却下される件数が増えると、統計上保釈率は下がることになりますね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071117-00000097-jij-soci
保釈率、8年ぶり15%=弁護側請求増加が影響−裁判官は「積極許可」議論
11月18日3時1分配信 時事通信
 刑事事件で逮捕、起訴された被告のうち、一審判決前に保釈された割合(保釈率)が、2006年は8年ぶりに15%まで上昇したことが17日、最高裁の統計(速報値)で分かった。最高裁司法研修所が今年10月下旬、全国の裁判官37人で保釈に関する研究会を開催し、「証拠隠滅の可能性が低い場合、積極的に保釈を許可すべきだ」との意見が大勢を占めたことも判明。保釈をめぐる議論に勢いが付きそうだ。
 最高裁の統計によると、06年の保釈率は15.0%で、前年から1.6ポイント上昇し、1998年以来の15%台に回復した。弁護側が保釈請求した割合(保釈請求率)は29.0%に増加し、6年ぶりの29%台だった。保釈率のピークは、学生運動で大量検挙が相次いだ72年の58.4%。保釈請求率も73年、同じ被告に何度も請求され107.9%に上ったが、以降は03年にそれぞれ12.6%、24.9%で底を打つまで減少した。この間、請求に対して保釈を許可した割合は50〜60%の間でほぼ一定している。一方、06年に保釈された被告のうち否認している割合は6.7%だった。78年には16.7%あったが、05年に最低の6.3%を記録した。