児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

保釈許可決定

 被害者との関係があるので、暴力や脅迫の要素がある事件の場合は、許可されにくいようです。
 その場合はある程度被害弁償を進めてから再申請します。

平成22年(む)第9999号(平成22年(わ)第0000号)
  保釈許可決定
被告人甲野太郎
被告人に対する児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律違反被告事件について,平成22年1月1日弁護人奥村徹から保釈の請求があったので, 当裁判所は,検察官の意見を聴いた上,次のとおり決定する。
主文
被告人の保釈を許可する。
保証金額は金350万円とする。
釈放後は,下記の指定条件を誠実に守らなければならない。これに違反したときは,保釈を取り消され,保証金も没取されることがある。
指定条件
1 被告人は,大阪府大阪市西天満4丁目2番2号に居住しなければならない。
 住居を変更する必要ができたときは,書面で裁判所に申し出て許可を受けなければならない。
2 召喚を受けたときは,必ず定められた日時に出頭しなければならない(出頭できない正当な理由があれば,前もって,その理由を明らかにして,届け出なければならない。)。
3 逃げ隠れしたり,証拠隠滅と思われるような行為をしてはならない。
4 海外旅行又は3日以上の旅行をする場合には,前もって,裁判所に申し出て,許可を受けなければならない。
5 被害者その他の事件関係者に対し,直接または弁護人を除く他の者を介して面接、通信,電話等による一切の接触をしてはならない。
平成22年1月5日
○○地方裁判所第12刑事部