児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

弁護士限定SNS「弁護士ネットワーク」

 SNSのおもしろさというのがよくわからないのですが、昨日、登録して、やっぱり、よくわからないので、今日、退会しました。

http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=166297&lindID=1
http://www.bengo4.com/lawyer/sns.html
また、近い将来、以下に述べるサービスの展開を予定しています。
(1) 量刑データベース
弁護士ネットワークに登録する全国各地の弁護士(裁判官・検察官を含む)に、実際に取り扱った刑事事件の量刑を情報提供していただくことで(もちろん、裁判官・検察官からの情報提供は大歓迎です)、量刑データの集計が可能となります。
罪名で検索をかければ、最近の量刑相場が手に取るようにわかるようなデータベースを準備したいと考えています。

(2) 慰謝料データベース他
同様に、全国の弁護士にご協力いただくことで、離婚・不貞の慰謝料から、立退料の金額に至るまで、ありとあらゆる分野での相場をデータベース化していき、弁護士ネットワークに参加する法曹関係者が、瞬時に相場観をつかめるようにできればと考えています。

 ↑みたいなのができたらいいですけどね。
 事案を詳細に比較しないと、量刑データベースも慰謝料データベースも役に立ちませんから、会員からの自主的情報提供を待っていたのでは無理じゃないかと。守秘義務とか個人情報とかの問題。
 守秘義務違反とかが生じないくらいに抽象化するには、要因になる項目をうまく抽出する必要がありますが、やってみるとわかるんですが、それが難しくて、結局「量刑データベース」というよりも「同種事案の裁判例リスト」程度で終わる。やっぱり、量刑はケースバイケースで、人間がやる仕事なんだと実感します。
 情報源としては、罪名と裁判所で絞って、刑事確定訴訟記録法で地引き網的に確定記録に当たった方が、迅速・安価・確実だと思いますね。