児童ポルノ・児童買春・児童福祉法・監護者わいせつ・不同意わいせつ・強制わいせつ・青少年条例・不正アクセス禁止法・わいせつ電磁的記録弁護人 奥村徹弁護士の見解(弁護士直通050-5861-8888 sodanokumurabengoshi@gmail.com)

性犯罪・福祉犯(監護者わいせつ罪・強制わいせつ罪・児童ポルノ・児童買春・青少年条例・児童福祉法)の被疑者(犯人側)の弁護を担当しています。専門家向けの情報を発信しています。

魔法のiらんど サイトの“荒れ”を「アイポリス」が監視

 サイバー犯罪条約でも常時監視義務はないことになっているんですが、風当たりが強いので、常時監視しようとする管理者が出てくるのも必然ですね。
 とすると、法的義務がないとか言って高をくくっているノーガードの管理者はいっそうつらくなります。

http://www.sankei.co.jp/news/061120/kei002.htm
平成11年12月にサービスを開始した際には、何の宣伝もしないのに初日に300件のアクセスがあり、1週間後には3万件に増え、3カ月後には120万件になった。しかし、1週間もしないうちにサイトには援助交際やアダルト情報などが飛び交いだした。利用者の中心は女子学生だったため、谷井玲社長は早急に対応策を取った。それがネット監視機能「アイポリス」だ。

 魔法のiらんどは約3000の禁止語句を定め、システムで監視している。禁止語句は現在も増加中だが、語句だけでは抜けが多いため、12〜13人の「アイポリス」が年中無休で著作権公序良俗に違反する情報がないかどうか、掲示板やホームページの目視チェックを行っている。

 違反した場合はアイポリスから勧告があるが、「好きなタレントやキャラクターの画像を使っただけ」といった知識不足による違反が多く、説明するとほぼ改善されるという。悪質な場合はホームページを強制削除し、犯罪性がある場合は当局への通報もあり得る。

 管理者が通報するというのは、攻撃は最大の防御というか、刺される前に刺すという感じですね。